合成の誤謬

 ナフサが足りているのか足りていないのか、段々と気になってきました。どうやら、国全体で見ると必要な量が存在している(足りている)けれど、今後の入手に不安があるので物流の上流や中流で在庫を溜め込んでいるので、下流まで流れてくる量が少なくなっているらしいです。そこで今日、ゴミを出す時に使っている45Lのポリ袋は売られているのかどうかを確認したくなりスーパー、ドラッグストア、ホームセンターを回ってみたところ、棚に十分な量が並べられている店舗もあれば、品薄で「お一人様2点まで」と購入数量を制限している店舗もありました。こういう状況で「普段は50枚入りのポリ袋を1個しか買ってないけど、心配だから多めに買っておこう」と思うのは合理的な行動なのですが、皆が一斉にこれをやると、店頭在庫が一気に消えることになります。このような「個人にとって合理的な行動が、集団全体で見ると非合理な結果をもたらす現象」を経済学では「合成の誤謬」というらしいです。そういう名前が付いている現象だと分かったところでポリ袋が正常に流通するわけではないので、経済学者はそんな名前を付けるだけでなく、こういう時こそ何とかする方法を考えて欲しいな。