ニンニクの効用

 ニューズウィーク日本版のウエブ版に、ニンニクがアルツハイマーの予防に効果があるかもしれない、という記事が載っていました。ニンニクに含まれる硫化アリルという有機化合物に記憶の減退を抑制する効果があるとのことです。

 まだマウスを使った動物実験の段階なので、これが人間にも同じような効果があるのかは解明されていませんし、仮に人間にも効果があるとして、どれぐらいの量のニンニクを摂取すればいいのかまではこの記事には書いてありませんでした。

 「脳の老化を予防する」、「アルツハイマーを予防する」ということを謳った物質やそれを含んだサプリメントがあったりしますし、それを裏付けるような実験結果が紹介されることがありますが、今回のニンニクの効果に関する実験では、ニンニクの成分がマウスの腸内フローラ(腸内細菌叢)の状態も良くしていることも指摘している点が興味深いです。

 アルツハイマーを予防する成分として、この他で思いつくのがターメリック(ウコン)に含まれるクルクミンというポリフェノール。この成分はカレーなどに多く含まれており、だからインド人は頭がいいんだ、なぁんて言う人もいますが、カレーにニンニクを加えれば更にパワーアップした「アルツハイマー予防食」になるかもしれません。ていうか、普通のカレーにはニンニクが少しは入っていたような気がします。ニンニクの量を増やせばもっと効果が高まるのかな? でも問題はニンニクの匂いですね。

f:id:tsuiteru2772:20190411044140j:plain