史上初の2時間切り

 それが起こったのは10月12日なので、もう2週間以上前のことですが、「フルマラソンで史上初の2時間切り」という記事を雑誌(週刊)で読みました。記事といっても短いものでしたので、最低限の情報しか得られませんでしたが、その快挙を成し遂げたランナーは、リオデジャネイロ五輪のマラソンの金メダリストのエウリド・キプチョゲ選手(ケニア)。場所はウィーン。先導車が路面にペースを指示するレーザーを照射し、更にペースメーカーの選手ら数人に囲まれる中を走り続け、1時間59分40秒でゴールしたのだそうです。ペースメーカーの選手が取り囲むのは風よけのためで、恐らくは途中で交代しているような気がします。それ以外のランナーはいませんし、このような特殊な環境で「実験的」に行ったマラソンですから当然のことながら公式記録としては認められませんが、正式なマラソンレースで2時間を切る日はそう遠くないことを予感させ、何だかワクワクしてきます。