何年か前、仕事で徳島を訪れた帰りに、同行した取引先の担当者に薦められて鳴門市にある大塚国際美術館へ行きました。この美術館は、大塚グループの75周年記念事業として建てられたもので、世界中の名画を陶器の板に原寸大で印刷したものが展示されているとのことでした。「名画といっても、コピーじゃねぇ…」とそれほど期待していなかったのですが、行ってみて驚きました。地下5階、地上3階建てのこの美術館は、下の階から歴史の古い順に、絵画が印刷された陶板が展示されていました。ミケランジェロ、ダヴィンチ、ゴッホ、ピカソなど有名画家による作品を含め、全部で約1,000点もの絵画（のコピー）が展示されていました。圧巻だったのは、原画が大聖堂の内壁に描かれた絵の場合は、大聖堂の部屋ごと美術館の中に再現されていることでした。
「大塚」といえば薬品、オロナミンCやポカリスエットなどの飲料、ボンカレーなどの食品が有名ですが、大塚グループの中には陶業会社があり、そこで培われた技術を駆使してこれらの作品を印刷したそうです。
とても1日で全部を観ることができませんでしたので、また機会があれば続きを観に行きたいと思います (^^)
参考:大塚国際美術館のサイト → http://www.o-museum.or.jp/
