大統領

 御存知のように、アメリカの大統領選挙が今年の11月に行われます。アメリカ大統領は、在任中は政治・経済・軍事において大きな権限を持っていますが、大統領引退後も恵まれた余生を送ることが約束されているようです。大統領年金法と呼ばれる制度によって、毎月100万円程度が支給され、普段はボディガードの警護が付きますし、通信費(郵便、電話)や交通費もサポートされるという生活が引退してから亡くなるまでずっと続き、これらの費用は国家予算の中に組み込まれています。このような「優雅な」生活が国民の税金によって賄われていること対して不満を口にするアメリカ人も見たことがありますが、大統領の「激務」の対価として相応であると考えている人もいます。
 大統領と総理大臣ではシステムが異なるとはいえ、同じ一国のトップでありながら、日本の首相は大した権限も無いのに責任は重く、全方位から集中砲火を浴び、辞任後は新たな食い扶持を見つけなくてはならないというのでは、ワリが合わない職業のようにも思えますが、もしかしたら、実際には「ワリが合う」ようなカラクリがあるのかもしれません (^^;)