『天才は親が作る』

天才は親が作る (文春文庫)

天才は親が作る (文春文庫)

 この『天才は親が作る』という本を読んだのは随分前です。一流のスポーツ選手は、子供の頃どのように育てられたのかを徹底取材したノンフィクションで、イチロー松坂大輔清水宏保(スピードスケート)、丸山茂樹(ゴルフ)、杉山愛(テニス)など、10名のトップアスリートが登場します。それぞれの親がそれぞれの子供に合ったユニークな方法で能力を引き出し、育てていく様子が描かれています。細かいところはよく覚えていないのですが、この10名のアスリートの多くが、子供の頃、特に屋内では素足で生活していたという共通点があったのは興味深かったです。幼稚園で「裸足教育」というのを取り入れているところもあるようですが、素足で生活することによって、体の土台となる足腰のバランス感覚が育まれるのかもしれません。