監視員

 通勤で利用している駅の改札の前にキオスクのようなコンビニのような店舗があります。おにぎりやお菓子、ペットボトルの飲料の他に、名古屋のお土産も売っていますし、本や雑誌も置いてあります。私も、電車の発車までに時間がある時にちょっと飲み物を買ったり、書籍の棚を眺めたりするなど、ちょくちょく利用していました。
 そのお店に暫く前から「万引き防止」のためと思われる監視員が登場しました。よく警備員が着ている制服ではなく、私服姿(ジャケット)なのですが、「監視員」という文字が入った黄色い腕章をつけた50歳ぐらいの男性でした。よく大きな書店やデパート等で制服を来た警備員を見かけますが、その場合は店内の決められたコースを巡回し、「まさかお客様が万引きするとは思ってませんが、私も一応仕事なもんで、形式的に見て廻ってます」といった雰囲気なのでさして気にもならないのですが、この駅の改札前のお店の監視員は、商品を手に取った客の手元をかなり露骨に見たり、こちらの目をじっと睨みつけてきたりします。万引きによる被害は、「たかが万引き」では済まされず、店によっては経営を圧迫する事態になっていることはニュースや新聞で知っておりますし、この店の被害額も看過できないレベルになってきたのかもしれませんが、まるで店にいる客の大半が万引き犯予備軍だと言わんばかりの不躾な態度にはさすがに不愉快な気分になりました。別に、その店でなければ買えない物ではないので、他の店で買うように自然となってしまいました。