『ブレードランナー』

 昨日のAmazonのトップページに、過去の”名作”をブルーレイにしてパッケージデザインも新しくした幾つかの映画が紹介されていて、その中に『ブレードランナー』がありました。原作はフィリップ・K・ディックSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るのか?』、監督は『エイリアン』のリドリー・スコット。私は随分前にテレビでこの作品を観たのですが、それまでのSF映画とはイメージが大きく異なる独特の世界を描いていたのがとても印象に残っています。
 主演のハリソン・フォードは(最近はあまり見かけませんが)、苦悩を背負った主人公を見事に演じ、今から思えばあの頃が役者として最もアブラがのっていたように思えます。
 と言っても、決して万人受けするタイプの作品ではなく、実際、公開当時は興行収益もパッとしなかったそうですが、その後ジワジワと人気が拡大していき、今では「古典的名作」と言われています。
 この映画には5つの異なるバージョンが存在し、特に1992年にリドリー・スコット監督が再編集した”ディレクターズカット”は、この作品の解釈を変えるようなシーンが追加されているらしく、私はまだそれを観ておらず、今回Amazonから3月9日に発売されるのは、まさしくそのバージョンなので、観てみたいです (^^)
 
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)

アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (1977年) (ハヤカワ文庫―SF)