無意識の連想

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

 『天才!』の著者(マルコム・グラッドウェル)の別の本『第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい』を帰宅途中に電車の中で読みました。まだ半分も読んでいないのですが、この本もなかなか興味深いです。
 無意識が行動に及ぼす影響、無意識が形成される背景などについて書かれてあるのですが、その中にIAT(Implicit Association Test:潜在連想テスト)というものが紹介されていました。これは、無意識(潜在意識)の連想の度合、自動的な選好の強さを測定するものです。いくつかのカテゴリーがあるのですが、中でも有名なのが人種に関するテストだそうで、白人・黒人に対して無意識の中ではどう感じているのかが分かるようになっています。著者のマルコム・グラッドウェル氏自身も何度かこのテストを受け、結果を見るたびに落ち込んだのだそうです。と言いますのは、彼自身に黒人の血が流れている(母親はジャマイカ人)にも拘わらず「無意識に白人を良く思う傾向」が少なからずあったからだそうです。このテストは、ハーヴァード大学の研究グループのサイトで受けることが出来るようになっているので(日本語版あり)、私も帰宅後に早速試してみました。7つのカテゴリーの中から取り敢えず人種のテストを受けてみました。他のテストも後日受けてみたいと思っています。

 IATのサイト:https://implicit.harvard.edu/implicit/