新入社員

 先日、会社記念式と入社式を合わせた式典が行われました。会社記念式は、国歌斉唱・社歌合唱に続いて、社長のお話があり、その次に勤続何十年(10年とか20年とか)の社員の表彰があって、その代表者が謝辞を読み上げます。社長のお話は会社の経営状態の概況や今年度の方針が語られるのでそれなりに心して耳を傾けるのですが、表彰された社員の謝辞はスピーチの本に載っている例文のような文言が毎年繰り返されるだけなので極めて退屈です。
 この記念式に続いて新入社員の入社式が行われます。今年はどんな人達が入社するのかな、と興味を持って毎年眺めています。ここで、新入社員の代表が「本日はこのような式典を開いて頂きありがとうございます」といった内容のスピーチを行います。このスピーチを行うのは学歴的に一番優秀な人が選ばれるのが恒例なのですが、なんと今年の代表者は中国人の女性でした。彼女は、高校卒業後に日本に来て理科系の学部で4年間過ごしたそうなのですが、とても流暢な日本語を話すので驚きましたし、うちの会社にも中国人が採用されるようになったのだなぁ、と時代の流れを感ぜずにはいられませんでした。