- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2012/10/05
- メディア: DVD
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とかくこういったドラマや映画などは、期待が高まれば高まるほどハードルが上がってしまって、結局大して面白くなかったということになりがちなのですが、この『シャーロック』のシーズン2は、待ちに待った私を失望させるどころか、予想以上の出来栄えで、唸ってしまいました。
シーズン1では、何があってもどこまでも冷静沈着な主人公シャーロックでしたが、シーズン2では様々なゆさぶりをかけられる中、感情を表に出すシーンが所々に見られました。また、彼を取り巻く他の登場人物達も、シーズン1ではどちらかというと記号的な存在でしかなく、あくまでシャーロックの引き立て役に過ぎなかったのですが、シーズン2では徐々に血の通った人間味を帯びてゆき、キャラが立ってきたように感じました。
1シーズンは3話しかありませんが、1話あたり90分という長めの枠があるのでしっかりと作りこんでありますし、映画のように大物俳優が出演していたり最新の映像技術をテンコ盛りにしてあるわけではないので、そのぶん脚本で勝負するしかなく、かなり才能のある人が脚本を書いたと思われます。
シーズン2の第3話の最後のシーンは「ええっ!」と驚くようなものでしたが、このドンデン返しの詳細は次のシーズン3でタネ明かしがあると思われます。もうそれが楽しみで仕方がなく、待ちきれません (^^)