占い

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 「乳輪の占いだなんて、アホくさっ」と思いました。この本の著者の小泉エリさんは、吉本所属のマジシャン。大の相撲ファンでNHKの大相撲中継にゲストで呼ばれて出てたこともあるほどです。
 そんな彼女は、小さい頃からテレビで相撲中継を観るのが大好きで、観ているうちにふと「お相撲さんによって乳輪の色や形や大きさが様々だ」ということに気がつきました。そして乳輪に注目して相撲を観ていくうちに、乳輪のタイプとお相撲さんの性格(相撲の取り口など)の間に法則性があることを発見しました。その後は、自分の周りの人などにも乳輪を見せてもらい、トータルで1万人以上の乳輪データを踏まえてまとめたのがこの本なのだそうです。「アホくさい」と言ってしまえば身も蓋もないのですが、そもそも占いというのは、手相占いにしろ血液型占いにしろ星占いにしろ「こういう手相の人はこういう性格の人が割と多い」といった統計をベースにしているものであるわけですから、そういう意味では乳輪に関しても占いが成立するのかもしれません。

 しかし、着想はユニークで面白いと思うのですが、「気になるあの人と私の相性はどうなんだろう?」と思ったところで、血液型や星座ぐらいなら何とか聞き出すことは出来たとしても、「ちょっと乳輪を見せてください」というわけには普通はなかなかいかないでしょうから、実用性という面では難しいものがあるなぁと思いました。