TSUTAYAにて

 先日、TSUTAYAでDVDを選んでいたら、親子連れと遭遇しました。父親は20代後半、子供は3歳ぐらいの男の子でした。父親が手に取っているDVD(ちょっとしたホラー物)のパッケージを見たその男の子は「こわいの、ヤダよぉ〜」と、父親がそのDVDを借りて家へ持ち帰ることを止めてくれるよう泣きそうな顔で懇願してました。コワイものが同じく嫌いな私は、その男の子の気持ちがよくわかりました。TSUTAYAに限ったことではないのですが、レンタルDVD屋で感じるイヤなことのトップは、ホラー系のDVDが普通のDVDと一緒に並んでいて、見たくもないのに唐突に視野に入ってくることです。こういう映画を製作したり、それを喜んで観る人の心理は、私個人としてはよく理解できないのですが、表現の自由とか、そういった物を観る自由という権利が存在する以上は、少なくとも違法ではないことは認めます。しかしながら、それらを一般のまともなDVDと一緒に並べておくのは如何なものでしょうか。タバコにおける”嫌煙権”のように、こういったホラー物を嫌悪する人の気持ちを与して、せめてアダルト系と同様に隔離して欲しいと願ってやみません。