完売

 昨日発売になった村上春樹の新刊『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』がいきなり大売れしているそうで、私がよく行く書店でも「完売しました。予約受付中。」と書かれた紙が新刊コーナーに貼り出してありました。ある程度予想はしていたものの、「出版不況」と言われるようになって久しい状況の中で、ここまで売れるというのは、とてつもないことですし、単なるブームとか流行という言葉ではすますことが出来ない現象のように思えます。

 幸いなことに、私は昨日、何とか手に入れることが出来たので、ほっと一安心しています。慌てずに、ゆっくりと味わいながら読み進めていきたいと思っています。

 ニュースによると、村上春樹の新刊だけでなく、その小説の中に登場するフランツ・リストのピアノ作品集『巡礼の年』のCDも急に売れだして現在は品薄状態のため入手困難なようです。こちらは迂闊にもノーマークでした。村上ファンとしては、たいへん気になるので、何とかして手に入れたいと思い、音大を出てピアノの先生をしている姉に電話できいてみたのですが、あいにくとそのCDは持っていないとのことでした。取り敢えず、YOUTUBEで聴いてみることにします。