スパイアクション系の映画は割と好きな方で、ミッションインポッシブルとかボーンのシリーズは必ず観ています。私はひどく単純な人間なので、映画を観ていると激しく感情移入してしまい、観終わってから暫くの間はすっかりトム・クルーズやマット・デイモンになりきってしまっています。
スパイアクション映画といえば忘れてはならないのが007シリーズで、こちらもだいたい全て観てきてはいるのですが、007の場合は最終的には正義が勝つとはいえ、途中で敵に捕えられて痛めつけられている場面が結構あったりして、映画に激しく感情移入してしまう私としては、その痛みも自分の身におこったことのように感じ、映画を観終わってからも心の中に痛みを引きずってモヤモヤした感じが残るので、ミッションインポッシブルとかボーンに比べるとそれほど好きなシリーズではありませんでした。
ところが先日レンタルで観た007の『スカイフォール』は、「痛い場面」があまり無くて、普通に楽しめて、観終わってからもスッキリとした気分でした。従来の007のジェームズ・ボンドは皆、超人的な能力がありましたが、ダニエル・クレイグが演じるボンドはそれほどでもなく、「人間くさい」ところが多分にあり、どこか親近感さえ覚えてしまいます。彼は、少なくともあと2作はジェームズ・ボンド役で007に出演することが決まっているらしいのですが、そちらも楽しみにしています。
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