あんぱんの名前


 ローソンで目新しいアンパンを見かけたので買ってみました。味は、大騒ぎするほどのものではなく、あんとバターの組み合わせなら小倉トーストの方が優っているなと思いました。気になったのは「あんこ中毒な太っちょ王様の贅沢バターあんパン」という商品名。この長い名前の中でも特に「中毒」という言葉が引っかかりました。一般的に、商品名にはこうしたネガティブな言葉は使わないことが原則です。例えば「めし泥棒」という漬け物(?)や「鬼ころし」という清酒などは昔からありますが、これらはネガティブなワードを使いながらもその商品の美味しさや強烈さをうまく形容できている稀なケースだと言えるでしょう。一方「中毒」という言葉は、どう考えても良いイメージを連想させるものではありません。にも拘らず、敢えて商品名に使うのは随分と大胆だなあと思いました。と同時に、このシリーズで次にどんな商品が登場するのか楽しみです。