限定酒

 お酒が弱いはずの私でしたが、いつの間にかすっかり顔なじみになってしまった酒屋で薦められて滋賀県の松瀬酒造の『松の司』というブランドの限定酒を購入しました。この蔵元はかなりこだわった酒造りをしているようです。例えば、原料の米を栽培する田圃は、収穫の後に水を張って一定期間放置して微生物をたくさん繁殖させてから水を抜いて土を肥沃な状態にしているのだとか。また、今回購入した限定酒は、一般的な琺瑯引きのタンクではなくて木製の桶で仕込んだものなのだそうです。田圃に水を張ったり、木桶で仕込んだりするのも昔は普通に行われていたそうなのですが、現代では珍しいとのこと。それらが最終的にお酒の風味にどのように反映されるかは私の舌ではよくわからなかったのですが、一口に日本酒と言っても実に個性豊かで様々な蔵元があり様々な酒があるのだなあと思いました。