ネットカフェ

 ネットカフェというものが私が住んでいる地域に出来たのは10年ぐらい前だったと記憶しています。大きな駐車場があって24時間営業で、フリードリンク付きでパソコン使用料が確か1時間350〜400円ぐらいという店舗が2つあったのですが、暫く前に2つとも閉店しました。お店が出来た頃はまだそれなりに需要があったのでしょうが、その後急速にスマホが普及して、それで大抵のことは済ませられるようになると、わざわざパソコンを使うことも無くなってしまい利用者が減少して採算が合わなくなってしまったのかもしれません。閉店したあとの敷地には、ひとつはコンビニが、もうひとつにはマンションが建てられました。まあネットカフェなんかよりもそちらの方が確かに利益が大きいと思われます。
 以前、私も試しにネットカフェを利用してみたことがありますが、低料金でパソコンが使えるのは便利ではありますが、どこの誰が触ったのかわからないキーボードに触れるのは気持ちが良いものではありませんし、一番心配なのはセキュリティで、入力した文字や数字を記録するデータロガーという媒体(パッと見るとパソコンの部品の一部のような外観)をこっそりと不正に取り付けて、後で回収してパスワード等を盗むという手口もあるそうですし。
 今のところ、交通量の多い国道沿いにある大手チェーンのネットカフェは生き残っていまして、それはまたそれなりに需要があるのでしょうが、果たして今後どうなっていくのか、それは単にネットカフェの問題ではなくて、世の中の経済の動きの中のひとつの小さな指標でもあるので、時々チェックしていきたいです。