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 書道家武田双雲氏の『ポジティブの教科書』という本が気になったので、名古屋駅前のJUNK堂へ行きました。本の内容からして、おそらくは「ビジネス」の隣の「自己啓発」の棚あたりに置いてあるのかと思いきや、店内に設置してある検索用の端末で調べたところ、「芸術・書道」の棚にあるとのことでしたので、お店の一番奥にあるその棚へ歩いていきました。そのエリアには滅多に足を踏み入れたことがなかったのですが、書道以外にも様々な芸術に関する書籍が置いてあり、写真芸術の本もあったので、どんな本なのかなと眺めていると、ブレッソンやキャパといった写真家の古典的な作品集と並んで『未来ちゃん』という写真集が目に飛び込んできました。表紙の写真がとてもインパクがあり、手に取らずにはおけない気持ちになってページをめくっていくと、そこに写っている「未来ちゃん」という少女の個性的で生命力が溢れる姿に圧倒されてしまいました。これは絶対に「買い」だなと思いつつまだ買ってはいないのですが、いつか買おうと思っています。撮っているのは川島小鳥という若い男性の写真家。このデジタル時代にもかかわらずカラーネガフィルムで撮影しており、機材はNikonF 6に50mmの単焦点1本のみというところも潔くてカッコいいです。他の作品集も見たくなってしまいました。

未来ちゃん

未来ちゃん