JR七尾線に羽咋という駅があります。石川県羽咋市にあるので羽咋駅なのですが、羽咋という地名は今までずっと知りませんでした(昨年もこの駅は通過したはずですが気が付かなかったようで)。羽咋の「咋」という漢字などは他では使わない珍しい字です。どうしてこういう地名なのか、グーグルで調べてみましたら由来がいくつか紹介されていて大変興味深かったです。
井沢元彦氏の『逆説の日本史』の確か第1巻で、井沢氏は「話し言葉というのは時代とともにどんどん変化していくが、地名は古来のまま変わらずに残っていくものであり、そういう意味で地名は「言葉の化石」と言える」というような主旨のことを書いてましたが、なるほどと思いました。地名のルーツを辿っていき、はるか昔の世界と繋がることに歴史ロマンのようなものを感じます。ですから、例えば羽咋のような地名も、市町村合併などで味も素っ気もない名前に変えてしまうのではなく、これからもずっと残って欲しいものだと思いました。