『スパイレジェンド』

 スパイアクション物が好きな私は、そのジャンルの新作が出ると取り敢えず観ずにはおられません。今回の『スパイレジェンド』は、引退して余生をのんびりと過していた元CIAの工作員のところへ以前の同僚で現在は組織の重役である男から力を貸してほしいとの申し出があり、そこから事件に巻き込まれていくというお話。こういうストーリーは、これまでにもいくらでもあるパターンで、この1年だけでも似たような映画を何作か観たように思います。そんな中、この『スパイレジェンド』のセールスポイントは、以前007シリーズでジェームス・ボンドを演じたこともあるピアース・ブロスナンが主役をつとめている点。久しぶりに目にするピアース・ブロスナンは、「随分と年とったなあ・・・」というのが正直な感想で、お腹の周りに少し贅肉が付いているようにも見え、以前抱いていたイメージが崩れてしまったのですが、映画全体はありがちなストーリー展開とはいえ、そこそこの出来でした。