久々に見たイーサン・ホーク

マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ [DVD]

　『マギーズ・プラン　幸せのあとしまつ』をレンタルで観ました。ニューヨークで暮らす男女を描いた恋愛コメディ映画。いつもアクション映画ばかり好んで観ている私としては、銃弾が一発も飛び交わない映画を観るのは久しぶりでした。この映画の内容自体はさほど面白くはなかったのですが、メインの登場人物の一人である大学教授を演じているイーサン・ホークに妙に懐かしさを覚えて、結局最後まで観てしまいました。

　イーサン・ホークを初めて見たのは1989年に公開された『Dead Poets Society（邦題：いまを生きる）』で、なかなかいい演技をしているなと感じた記憶があります。その後も数多くの作品に出演するも、大ヒットして脚光を浴びるような作品はありませんでした。そして「イーサン」と言えば、『ミッションインポッシブル』シリーズでトム・クルーズが演じるイーサン・ハントの方が知られるようになってしまいました。

　昔のようなフレッシュさはかけらも無くなってしまったイーサン・ホークですが、中高年、というか老人の一歩手前の枯れた感じをうまく醸し出していました。これからはこういう役柄が多くなっていくのかもしれません。