イコライザー

 アクション映画好きな私のお気に入りのシリーズのひとつが『イコライザー』です。その第3作目の『イコライザー THE FINAL』をAppleからダウンロード(購入)して視聴しました。デンゼル・ワシントンが演じる主人公のロバート・マッコールは、かつてはCIAのトップエージェントで既に引退しているのですが、世の中の悪を見つけると放っておくことができず、弱い人々を助けるために悪を懲らしめるのでした。このシリーズは暫く前に観た『ミッションインポッシブル』シリーズのようなストーリーや対立関係の複雑さは全く無くて、今時こんなにもシンプルな勧善懲悪というスタイルは珍しいです。今回も義憤に駆られて行動を起こしたマッコールがやってきたのがイタリアのシシリー(シチリア)。そこで悪を成敗してほっとしたところ、思わぬ敵から撃たれて負傷してしまいます。その傷を癒すために暫くシシリーに滞在することになるのですが、そこでマッコールが目にしたのは地元の善良な人々を苦しめるマフィアの存在でした。このマフィアから人々を救うために、マッコールは立ち上がったのでした。

 タイトルにTHE FINALとあるのでこのシリーズはこれで終わりなのか、残念だなぁと思ったのですが、原題は”THE EQUALIZER 3”となっていて、FINALの文字はどこにもありません。という事は、ハリウッドの映画会社としてはこのシリーズをまだ続ける可能性はあるのに、日本の配給会社が勝手にFINALとしたのかもしれません。FINALとすることで、ある種の危機感を煽って「最後なら観とかなきゃ!」と思わせて売上を増やそうというセコい手法なのかな?