パワーボール

 アメリカのパワーボールという宝くじで7億5870万ドル、日本円にして約830億円の当選者が出たとのニュースがありました。これはアメリカに随分前からある宝くじで、私もアメリカにいた頃に何度か買ってみたことがあります(勿論、当たりませんでしたが)。この宝くじは、6つの数字を自分で選ぶもので、日本のロト6に似ています(というか、日本がアメリカのこの方式を真似たのでしょうけど)。当選者が出ないとキャリーオーバーされて賞金額が増えていきます。日本の場合だと、上限が決まっているようですが、アメリカのパワーボールは当選者が出ない限りはどんどんと繰り越されていきます。そうやって賞金の額が大きくなっていくと、今までさほど関心が無かった人も買うようになるのか、くじの売り上げが伸び、それでもなかなか当選者が出ないと、まさに雪だるま式に賞金額が増えていきます。それが今回は830億円までになったというわけでした。
 日本の宝くじのように、7億とか10億ぐらいまでなら、「もしも当たったら・・・」と使い途を妄想することも出来ますが、830億ともなると、もはや一般庶民では使い切ることは出来なさそうな気がします。宝くじの一等に当たって大金を手にしたばっかりに人生がおかしくなって、結局自己破産してしまったという話を耳にしたことがありますが、830億ぐらいの超大金になると、破産しようとしても出来ないかもしれません。
 
 当選したのはマサチューセッツ州に住む53歳の女性。こういうふうに実名と顔を公表してしまうと、犯罪に巻き込まれるのが心配ですが、警備会社にずっとガードしてもらうんでしょうね。