冬のオリンピックを観て考えたこと

 カーリング女子の3位決定戦を観ました。今回のオリンピックでちゃんと観たのは、女子パシュート、小平選手の500m、そしてこのカーリング。先日のブログで書いた「二の腕」の魅力を別にしても、このカーリング女子は良いチームだなぁ、と思いました。試合中に氷の上で指示を出したり連絡を取ったりする時に彼女たちの話す言葉が北海道(たぶん)のイントネーションであることに妙に惹かれたり、緊迫した局面にも拘わらずそういう言葉を聞いているとほのぼのとした和やかな雰囲気になったりしました。

 オリンピックの誘致の裏で巨額の金が動いていたり、競技会場の建設がもっと需要な国内の問題(日本だと東日本大地震の復興)よりも優先されてしまうことに疑問を感じ、オリンピックなんていらない、特に冬のオリンピックなんて無くたっていいじゃん、それぞれの競技には世界大会があるので、そこで頑張ればいいじゃん、と思っていた私でしたが、今回の冬のオリンピックを観て考えが少し変わりました。小平選手だって、ワールドカップの500mで15連勝もしているのに、ほとんど報道されないので世間には知られていなかったりするのはちょっとかわいそうな気がします。やはりオリンピックという舞台はマイナーな競技にスポットを当て、広く知ってもらい、それによって選手達の不断の努力に報いるという意味において必要だな、と。