寒の戻り

 春を通り越して一気に初夏のような日があったかと思えば、急に寒さが戻ってきました。我が家の玄関の脇の壁にはアシナガバチが巣を作り始めました。蜂たちは、暖かくなって「よっしゃ、巣作りを開始すっぞ!」と意気込んでせっせと作業を開始したものの、急に寒くなって体が動かなくなったのか、この巣の初期工事を担当しているアシナガバチは作りかけの巣の陰に身をひそめてジッと動かなくなっていました。

 アシナガバチには彼らなりの理由があるのでしょうけど、こんな玄関脇に蜂の巣が出来て蜂がブンブンと飛び回るようになったら危なくって仕方がないので、早めに除去すべきと判断し、手近にあった傘の先で巣を叩きおとしました。蜂も地面に落ちましたが、こちらは止めを刺すことはせず、放置しておきました。
 それにしても、アシナガバチは毎年のようにこの場所へ巣を作ろうとします。人間には分からないけど、日当たりとか、巣の材料を調達する場所との距離とか、エサ場の位置とか、彼らなりの観点からこの場所がベストだと考えたのでしょうね。考えたって言うか、本能的にそうなるのでしょうね。でもそう言う条件の他に、人間という最大にして最強の天敵の存在を全く考慮していないというのは何故なのか?毎年毎年同じ所に巣を作ろうとしては人間(私ですけど)に壊されて、ということを繰り返しているばかりです。いいかげんに学習したらどうなんでしょうかね。