マーク・グリーニーというアメリカのスパイ小説・アクション小説の作家のことを知ったのは何がきっかけだったのか、はっきりとは覚えていないのですが、多分、書店の棚に平積みされていた文庫本をたまたま手に取ってみて、面白そうだったので買って読んでみたら大変気に入って、それ以来、新刊が出るたびに読むようになったのだと思います。マーク・グリーニーはグレイマンという凄腕エージェントが活躍する人気シリーズを書く一方、このジャンルでは大先輩に当たるトム・クランシーという作家のジャック・ライアンが登場するシリーズを共著作するようになり、やがてトム・クランシーがお亡くなりになると、独りで同シリーズを書くようになりました。
そのジャック・ライアンシリーズの『ライアンの代価』という作品の4巻あるうちの第1巻を読みました。2巻以降も読みたいと思いましたが、書店の棚には見当たらなかったので、レジにて店員さんに在庫を調べてもらいましたが、生憎と系列店にも在庫がありませんでした。アマゾンでも古本しかありませんでした。仕方がないので『ライアンの代価』の次の作品である『米中開戦』を第1巻から4巻までまとめて書店で購入しました。ただ、こんなタイトルの文庫本を4冊もレジへ持っていって買うのはちょっと恥ずかしい気がしました。この客は相当な軍事オタクだと思われたんじゃないか、と思ったので ^^;) 『ライアンの代価』だったら、どんなジャンルの本なのかタイトルだけではよく分からないし、ひょっとしたら海外の文学作品かと思われることがあるのかもしれませんが、『米中開戦』の場合はそうはいきません。ちなみに、このシリーズはこのあと、『米露開戦』、『米朝開戦』、『欧州開戦』と続いていきます。こういう「如何にも!」という感じではない、もうちょっとセンスが感じられるタイトルを付けて欲しいものです。