マインドフルネス

 マインドフルネスというものの世間における認知度が徐々に高くなってきています。マインドフルネスとは、大雑把に言うと、仏教の坐禅から宗教的要素を取り除いたものです。静かに座って自分の呼吸や呼吸に合わせて膨らんだり縮んだりするお腹の動きに意識を集中し、雑念が頭に浮かんできたら「おっと、いかんいかん」と気が付いて、意識を再び呼吸に向けるというものです。シンプルで簡単そうなのですが、やってみるとこれがなかなかうまく出来ません。雑念が浮かぶこと自体は自然なことなので悪いわけではなく、雑念が浮かんだことに気付いて、その都度また呼吸に意識を持っていくことがポイントです。私の場合は、雑念に気付くのですが、そこからまた呼吸に意識を向けるのが一苦労でした。そうしましたら、最近読んだマインドフルネスの本に、雑念に気付いて意識を切り替える際に「戻ります」と心の中で言う、と書かれていました。たったそれだけのことですが、「戻ります」と言うだけで不思議とスパッと戻れるから不思議です。この調子で更に練習を積んで、いつでもどこでもマインドフルネスでリラックス出来るようになりたいです。