会社帰りに電車の中で小説を読んでいました。若い女性が一人旅に出て、宿泊先のリゾートホテルの部屋にビアレッティのエスプレッソメーカーが置いてあることに驚くシーンがありました。ビアレッティのエスプレッソメーカーは、八角系をしたそのフォルムが特徴的で、誰もが一度は写真などで見たことがありそうで「直火式のエスプレッソ メーカーと言えばビアレッティ」と言われるほどですし、イタリアではかつては嫁入り道具のひとつでどこの家庭にもあったそうです。コーヒー好きの私は、勿論ビアレッティは知っていましたし、買おうとしたことも過去にありました。しかし結局は購入に至りませんでした。直火式というのは、エスプレッソ メーカー本体を直接コンロにのせて加熱し、圧力釜のように内部の気圧を高めることによって抽出するようになっています。この「圧力釜方式」というのがどうも心配で、内部の圧力が高くなり過ぎないように安全弁が付いてはいるものの、それがちゃんと機能するのかどうか。使っているうちに安全弁が劣化して爆発するんじゃないかと想像すると怖くなって、やっぱり買うのはやめておこうかとなってしまうのでした ^^;)
