ワラーチ

 昨日のブログに書いたトレイルランナーがポッドキャストとユーチューブの自身のチャンネルの両方で「ワラーチ」というサンダルを取り上げていました。ワラーチとは、元々は『Born To Run』という本の中で南米の山岳民族が履いて1日に途轍もない距離を走っていることが紹介されて注目されるようになりました。彼らが履いているのは、古タイヤを切って紐を取り付けたシンプルで安価な手作りのサンダルなのですが、それがスポーツ用サンダルとして商品化され、「Luna Sandals」などのブランドでアマゾンでも買えるようになりました。ワラーチは大変薄くてクッション性が無いので、これを履いて踵着地をすると足が痛くなるので、自然と足裏全体で着地するフォームが身に付き、体本来の効率的な走り方が出来るようになると言われています。

 このような効果が注目されているワラーチですが、私がまず気になったのは「ワラーチ」というネーミングでした。「ワラーチ」と聞いて「わらじ」を思い起こしてしまいました。南米アンデス山脈にある「チチカカ湖」の「チチカカ」というのは「父母」が語源だという説もあるように、南米と日本の言語には繋がりがあると言われていますが、もしかしたら「ワラーチ」の語源も「わらじ」なのかもしれません。