アップルウォッチにもiPhoneと同様に多数のアプリが入っているのですが、日常的に使うアプリは大体決まっていて、それ以外は使うことはありません。そんな使わないアプリにどんなものがあるのか、ふと気になったので駅のホームで電車を待っている時に左腕にはめたアップルウォッチをあらためて見てみると、妙なアイコンがありました。起動させてみると、それは音の大きさを測定するアプリでした。聴覚を損傷するような危険な音量なのかどうかを判定してくれるアプリのようです。80デシベル未満なら問題無いけれど、80デシベル以上になると危険だと表示するようになっているようです。駅の中ですと、ガヤガヤとざわついた状態であれば問題はありませんが、場内アナウンスの音や電車が入ってきたり出ていったりする時の車輪の音、電車が発する警笛の音等は80デシベルを超えて、そういった音に長時間さらされると聴覚が損傷するおそれがあるとの表示がされました。聴覚の問題でやっかいなのが、大きな音にさらされても、すぐに耳の聞こえ方が悪くなるものではないので「大丈夫だ」と思ってしまい、そういう環境で毎日を過ごしていると、何年かしてから症状が出てくるということです。うちの会社の製造現場でも定期的に音量の調査を行い、大きな音が出るエリアでは耳栓をするよう指示されていますが、駅員を見てみると誰も耳栓はしていないので、聴覚が損傷されて将来的には難聴になってしまうのではないかと、他人事ながら心配になってしまいます。