『ターミナル・リスト』

 アクション小説が大好きな私は、先日も「新しいアクション小説は出ていないか」と思いながら駅前の書店のハヤカワ文庫の棚を見ておりましたら『ターミナル・リスト』という小説の上下巻が平積みされておりました。帯には私が好きなアクション小説作家であるマーク・グリーニーとスティーブン・ハンターの両氏が激賞したとの文言が書かれていました。これは読まねばと思い、取り敢えず上巻だけを購入。途中まではあんまり面白くなくて、もう読むのをやめようと思いつつも読み進むと上巻の終盤になってやっと物語が動き始め、急いで下巻も購入して読み切りました。著者のジャック・カーは本物の元軍人、しかも海軍特殊部隊SEALsに所属して20年近くに渡って様々な任務をこなしてきたそうで、その経験が作品にも反映されているようでした。次回作を楽しみにしています。

 一方、この『ターミナル・リスト』はアマゾンのオリジナル作品としてドラマ化され配信されていたので、取り敢えず第1話を観てみたのですが、原作と同様に最初の方は退屈でした。今後面白くなっていくことを期待しながら第2話以降を観てみるか、もう観ないか、迷っているところです。