例年ですと夏の暑さもようやくおさまる頃で、昔から「暑さ寒さも彼岸まで」と言うけど、やっぱりその通りになったよねぇ、なんて言っていたものですが、今年はそのようにはならず、日中は30℃を超える真夏日で、普通に暑いです。天気予報によると、10月に入っても暑い日が続くのだとか。やれやれ。
日経電子版に「米国でもチップ不要論が沸き起こっている」との記事がありました。チップのパーセンテージが「最低でも20%」がいつの間にか一般的になっているところへ、インフレで物やサービスの値段が爆上がりして、これじゃあやってられない、と感じる人が増えてきたからのようです。「チップ」という昔からの習慣とか文化まで変えてしまうお金の圧力の巨大さをあらためて認識した記事でした。ただ、アメリカのサービス業に従事する労働者の収入はチップの割合が高く、チップ制度が廃止されたら労働者の収入は大幅に下がることになるので、雇用側がその分を補填する、即ち給料を上げる等の措置が必要になってくるのですが、「はい分かりました、じゃあ来月からお給料を増やしてあげます」なんてことにはならないでしょうから、どうなるのか。今の自分には全く無関係なのですが、何故か気になります。
私がアメリカに住んでいた頃、チップの相場は最低でも10%、普通のサービスに対しては15%で、凄く良いサービスには20%だと教えられたのですが、見栄っ張りな私はケチな奴だと思われたくないので、よほど悪いサービスでない限りは大抵20%ほど払っていました。でも、アメリカ人なら全員チップを払うというわけでもなくて、私の知人のアメリカ人男性はチップは一切払わない主義でした。あと、チップ文化に慣れていない私のような日本人はチップを払うべき場合と、払う必要が無いサービスの見極めが今ひとつ分からなくて、「これはチップです」と言って渡そうとしたら、「いえ、これは普通のサービスですから、チップはいらないんですけど・・・」と言われたこともありました。でも、先日、ユーチューブ動画でアメリカ人男性が、アメリカのレストランでチップを払わなかったり、金額が少なかったりすると、店員がその客の顔を覚えていて、次に来店した時に料理にツバを吐いて出してくる、と言っていたのですが、本当だろうか?そこまでするか?