先日、ある番組をネットで視聴しておりましたら「一生に一度だけ使えるお守り」の話をしておりました。そういったお守りを授与しているお寺は全国に幾つかあるようですが、その番組では奈良県にあるお寺だと言っていました。調べてみると、奈良吉野大峯山本寺(大峯山寺)の「九重守」というお守りのことで、どうやらこのお守りが最強らしいのです。その番組の中でも、お守りのお陰で何とか窮地を脱したと話していたので、少し興味が湧きました。そのお守りは3千円程度で、お守りとしては高めですし、お寺がある場所が山の上の方なので辿り着くまでが大変らしいのですが、奈良を観光しがてら大峯山寺へ行ってみるのも良いかもしれません。ただ、その最強のお守りを手に入れたとして、いつ使うのかとなると、なかなか難しいような気がします。もっと若ければ、例えば大学受験合格とか、良縁に恵まれるようにだとか、色々とあろうかと思いますが、私の場合はそういった「その後の人生を大きく左右する重大な局面」はとっくに過ぎてしまっているので、「ここぞ!」という場面がもはや私の人生には残されていませんし、突然多額の借金を背負うようなことも無いだろうから、そのお守りの力を借りたい場面というのは意外と無いかもしれません。年末ジャンボの1等・前後賞が当選しますように、などという願いは却下されるだろうし。そうなると自分のためではなく、他の誰かのために、例えば年老いた両親が少しでも健康に過ごせるようにだとか、甥っ子や姪っ子のために祈願する際にお守りを使うとかの方が良いのかも。