いつも会社へ行く日の朝と同じぐらいの時刻に目が覚めたので、顔を洗って歯を磨いてから室内で軽めの負荷の筋トレを時間をかけてじっくりと行いました。その後、色々と朝の用事をこなしながら、スマホで落語を聴きました。志の輔のオリジナルの『先用後利』という富山の薬売りをテーマにした噺でした。よく知られているように、富山の置き薬というのは、いろんな種類の薬が入った箱を家庭や職場に置かせてもらって、一定期間経過後に訪問して薬の使用量をチェックして、使った分だけ代金を徴収し、古くなった薬は取り替える、というビジネスモデル。しかし、よくよく考えてみると、この落語の中でも論点になっているように、薬を担いで全国を回るための人件費に対して薬を売って得られる収益があまりにも少ないので、そんなんで商売が成り立つのか?という疑問がどうしても浮かんでくるのでした。その点については、富山の置き薬の歴史的背景を説明して、取り敢えず落語の中では皆が納得するのですが、私としては釈然としないものが残りスッキリしません。薬を売って全国を回りながら実は各地の情報を収集しているスパイ機関だという説もあるようですが、それも何だか違うような気がします。