木曜雑感

 そう言えば、先日、マカロンというお菓子は日本の最中が起源となっている、というようなことがXのフランス大使館のアカウントに書いてあったということを紹介しましたが、実はエイプリルフールの冗談だということが直後に判明しました。ブログを読んでくださった方から御指摘を頂きました。大使館がまさかそんなことをするとは夢にも思いませんでした。日本では考えられませんが、欧米ではそのぐらいのジョークは珍しくないのかもしれません。

 ある人のブログを拝見していたら文章の途中に「次へ」というバナーがあったので、何だろう?と思ってクリックしたら「このPCはトロイの木馬型のウイルスに感染しました〜」というメッセージが表示されました。これが詐欺であり、メッセージは無視してすぐにブラウザを閉じてしまえば問題が無いことはたまたま知っていたので良かったですが、もしも知らなかったら焦っていただろうと思います。それにしても、そのブロガーさんが意図的にそのようなことをしているとは思えませんし、もしかしたら私のブログにもそのようなメッセージが表示されていたらどうしようかと心配になります。

野菜

 無性に野菜が食べたくなったので会社からの帰りにスーパーへ寄って人参と玉葱とキャベツを買ってきました。適当に切って、シリコンスチーマーに入れて電子レンジで5分ほど蒸しました。ドレッシングをかけようと思って冷蔵庫を開けたのですが、あるはずのドレッシングがなくなっていました。きっと父と母がサラダにかけて使い切ってしまったのでしょう。野菜に含まれる脂溶性ビタミンを吸収されやすくするには野菜と一緒に油脂を摂取する必要があるので、どうしてもドレッシングが必要なのに。オリーブオイルと塩・胡椒とレモン汁でドレッシングを作ろうかとも思いましたが、冷蔵庫の中をあらためてよく見ると具材が入ったラー油(いわゆる「食べるラー油」)がありました。それをスプーンですくって蒸した野菜にぶっかけて、その上から醤油をかけて、ガシガシとかき混ぜて食べてみたところなかなか美味しかったです。玉葱は新玉葱だしキャベツは春キャベツだから余計に美味しく感じるのかも。今後しばらくはこのラー油ドレッシングで毎日野菜をたくさん食べることにします。

素人探偵物

 『7月のダークライド』という翻訳小説を読みました。主人公の20代前半の男性が、ある役所でたまたま見かけた2人の幼い子供に虐待を受けたであろう跡を偶然発見し、そこから物語はとんでもない方向へ発展していきます。警察官でもなければ、プロの探偵でもない若者が事件を追っていく、というパターンの小説は日本ではそれほど多くはないのですが、海外だと割とたくさんあります。たくさんあるけれど、素人が探偵ごっこをするわけですから、普段はプロの腕ききの殺し屋が登場して銃弾が飛び交う小説を読み慣れている私にとっては物足りなさを感じることが多いのでした。この『7月のダークライド』もそんな感じなのかな、とあまり期待せずに読み出したら、意外と楽しめました。主人公を取り巻く複数の登場人物たちのこともそれぞれ魅力的に書き分けられていて、そのあたりも読んでいて飽きない理由でした。この作者の作品を読んだのは今回が初めてで、他にもミステリー小説が出ているようなので、そちらも是非読んでみたいです。

 

免許更新。エルサルバドル。

 有給休暇を取り、朝早くから運転免許の更新手続きを行なってきました。心配していた視力検査もあっけなくパスしました。古い(パンチ穴が開けられた)免許証は全て保管してあるのですが、これまでの免許証を並べて順番に見ていくと、私の顔の口角が段々と下がっていって「へ」の字型に近づいていることに気が付きます。自分では横にまっすぐにしているつもりでも、ハリを失った顔の筋肉が重力に負けて下がっていっているのでしょう。仕方がないこととは言え、何だか悔しいので、次回は自然と口角が上がるように、健康的な生活を送っていこうと決意しました。

 午後も用事があって緊張したりバタバタしたせいなのか首と肩の筋肉が強張り、身体全体に妙な疲労感が溜まっていました。それらを吹き飛ばすために、何故か無性に美味しいコーヒーが飲みたくなったので、車を20分ほど運転したところにあるお気に入りのカフェへ行ってきました。お気に入りと言いつつ、前回行ったのは数か月前なので随分と久しぶりでした。ドアを開けて一歩店内に入ると、コーヒーのとても良い香りに包まれました。この香りはスタバとかその辺の喫茶店とは別格の、良い豆だけを使っているからこそ生まれるものに違いありません。今日はエルサルバドル産の豆で淹れたドリップコーヒーとチョコレートケーキを頂きました。毎年何度かエルサルバドルのコーヒーをこのカフェで飲みます。ワインの葡萄と同様に、コーヒー豆も収穫年によってクオリティが異なるのですが、今回のエルサルバドルはまぁ普通かな。

初鰹

 朝、いつもよりも1時間ほど早く走りに出かけました。走り始める直前にダウンロードした電気グルーヴの『富士山』を1曲目に入れたプレイリストを聴きながら走りました。帰ってきて、ランニングシューズの右足の爪先があともう少しで破れそうになっているのを発見。右足の爪先で地面を蹴る力が左足よりも強いのかもしれません。ソールもかなり擦り減ってしまっているし。今日のランを最後に、新しいシューズに履き替えることにします。

 夕方になる少し前にスーパーへ行き、鰹のタタキの切り身を買ってきました。「目に青葉 山ほととぎす 初鰹」という山口素堂の句を思い出しました。鰹のタタキはいつもは簡単に生姜醤油で食べているのですが、今回は少しだけ手間をかけて薬味ダレを作ってみることにしました。ネットで調べてみると、薬味ダレのレシピは様々で、それぞれの家庭に独自の作り方があって「正しい薬味ダレ」みたいなものはないようでしたので適当に作ってみました。小口切りにしたネギ、粗微塵切りにした茗荷、適当に切った大葉を用意して、そこへおろし生姜、おろしニンニク、レモン汁、醤油を混ぜたものをかけてよく混ぜるだけ。各材料の量は全て適当なのですが何となく鰹のタタキっぽい風味に仕上がりました。ただ醤油が少し多かったかな。次回はもっと完成度を高めたいです。