名古屋市科学館

 朝早くから行列したのは、名古屋市科学館の入場券を買うためでした。今年の3月下旬にこの科学館のプラネタリウムがリニューアルし、直径35mという大きなドームになったことで話題になり、特に土曜・日曜は多くの来場者があり、入場券を買うだけでひと苦労という状態です。そんな大人気のプラネタリウムを是非観てみたいと思い、友人と行ってみることにしました。取り敢えず、私が先に行ってチケットを2枚買うことにしました。開館の1時間半前に科学館へ到着した時には、既に200人ほどが並んでいました。これくらいは想定内でしたので、列の最後尾におとなしく並んで、村上春樹さんの小説を読みながら待つことにしました。定刻になると科学館の扉が開いて入場券の発売が開始されました。私の番がくるまでに更に30分待たねばなりませんでしたが、何とか入場券を手に入れてホッと一息ついた頃に友人が合流し、2人で中に入りました。プラネタリウムは1日に6回投影され全席指定で、私たちは昼からの回だったので、まず他の展示を観て廻り、途中で昼食をとった後に、12:40からいよいよ待望のプラネタリウムを観ることができました。35mのドームは巨大で、本物の夜空を見上げているように感じましたし、場内はとても広く座席もゆったりと快適でした。ただ、このプラネタリウムの投影機のメーカー(ドイツのカール・ツァイス社)から来ていた技師が先頃の震災後にドイツへ帰国してしまったせいもあるのか、科学館のスタッフだけではまだ充分に使いこなせていないようでした。そのあたりが改善され、内容的にバージョンアップされたら再び観に来たいです。