イングリッシュ・モンスター

イングリッシュ・モンスターの最強英語術

イングリッシュ・モンスターの最強英語術

 著者の菊池健彦さんは、34歳から独学で英語の勉強を始め、留学した経験も無ければ、国内の英会話スクールに通うこともせず、TOEICで満点(990点)を連続して取れる高いレベルの英語力を身につけ、現在はTOEIC受験の講師をつとめる傍らTVにも出演されているそうです。
 菊池さんは、もともと英語が嫌いで、暗記も得意ではなかったらしいです。そんな彼がいったいどんな風に勉強したのか、とても興味があったので、この本を読んでみました。
 菊池さんの勉強法のベースとしてあるのは、「忘れては覚え、また忘れては覚え、…」という作業を地道にコツコツ繰り返すことでした。それを言われてしまうと身も蓋も無いのですが、確かに、勉強(特に語学の習得)においては、それしかないと思います。でもこの本には、その地道な作業を少しでも効率よく進めるコツやモチベーションを高める方法がいくつか紹介されていたので、とても参考になりました。
 私自身は、TOEFLGREというテストを受けたことはありますが、TOEICは未経験です。うちの会社は、楽天ユニクロのように社内の公用語が英語になることは無いと思うのですが、会社によっては就活の際にTOEICの点数が求められたり、入社後も管理職になるには何点以上必要という規定があるなど、英語というツールの位置づけが時代とともに様変わりしてきているのを感じます。