- 作者: 小池龍之介
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/01/14
- メディア: 文庫
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小池さんの本には、お釈迦様の考えが解り易く書いてあります。原始仏教は、宗教というよりも「より良く生きるための知恵」であり「ストレスで疲弊した心を癒す処方箋」であり、実践的要素が強く、時代を超えた普遍性があり、これらを学んでトレーニングすることは、仏門に帰依した者だけでなく、俗世に生きる人にとっても意義があると思います。
小池さんは現在は御自身が住職を務めるお寺で坐禅のセッションを行っていますが、機会がやってきたら全国を巡りこのトレーニング方法を広めていきたいと考えていると書いていました。「仏教」というと日常生活から離れたところにある儀式的なものというイメージが強いですが、原始仏教のエッセンスを学ぶことは、特にストレスが大きい現代社会では有用であり、私自身も「もっと早く知っておきたかった」と思います。小池さんの場合は、「東大卒で若くて現代的」という面がマスコミ的にはクローズアップされがちで、そういったミーハー的な部分に惹かれて小池さんの本を手にする人も多いのかもしれませんが(私も間違いなくその中の一人です^^;)、入口はどうであれ小池さんの活動を通じて多くの人がこのトレーニング方法を知るようになるのはとても良いことだと思います。