スモールチェンジ

 NHKクローズアップ現代プラスという番組で「商品が小さくなっている」ことを取り上げていました。例えば、1個100gだったコンビニのおにぎりが95gになったり、1000ml入っていた紙パック入りの飲料が900mlになったり等々。これは原材料費の値上がりが原因。商品の量を変えずに価格を上げるか、あるいは価格を変えずに量を減らすか、という二者択一において、消費者としては価格を据え置くことを望む人が多いことから、内容量を減らす方が選ばれることが多いようです。そのあたりの事情については、メーカーで働く私としてはよく理解しているつもりです。
 しかし、原材料費が上がっているのなら、最終商品の価格が上がっても仕方がないのではないかという気持ちが強いです。こういう風に価格を据え置きばかりしているとなかなかデフレから脱却出来ないように思います。価格が上がって緩やかにインフレに傾いていき、それに伴うように、あるいはそれ以上のペースで給与所得が上がっていくのが理想ですけど。