目の錯覚

 不思議な図形の画像をツイッターで見ました。大雑把に言うと、縦線と横線で構成されている図形で、横線は平行線ではなくてジグザグになっていて、例えば右上にビー玉をのせたら、傾斜に沿って左へ転がり、端っこで下の段に移って折り返して次は右へと転がって、下まで落ちていきそうに見えます。

 しかし驚いたことに、この横線は傾いておらず、平行線でした。いや、絶対に平行なんかじゃない、と信じられなかったのですが、下図のように赤い線(まっすぐな平行線)を入れてみると、傾いていないことが分かります。ただ、理屈では分かっていても、脳ミソがそれを受け入れることを拒否しているように感じます。

 どうしてこのように見えてしまうのか? その秘密は、縦線と横線が交わる箇所に配置されている黒と白に塗り分けられた四角形にあるそうで、これによって目の錯覚が起こるらしいのです。確かに、この四角形の黒と白が判別できないほど離れて(そして目を少し細めて)眺めると、平行線に見えます。

 逆に、もしかしたら、黒と白に塗り分けられた四角形の角度を変えたら、本当は傾いているのに平行に見せることも可能かもしれません。
 この技術を応用して、ブサイクな顔を端正な顔立ちに錯覚して見えるようにする何か(付け睫毛とか)を開発してテレビショッピングで販売したら大ヒットするかも! (しないか ^^;)