旅を終えて

 今回の長野への旅行は、行こうか行こまいか、直前まで迷いました。長野へどうしても行きたいっ!という気持ちが強かったわけではなく、せっかくの休みだからどこか遠くへ出掛けようか、ぐらいのモチベーションでした。それに対して「行かない方が良い理由」が、例えばこの暑さの中を出掛けて行くよりはエアコンが効いた涼しい部屋にいた方が良いに決まっているとか、あるいはどこへ行っても人で混雑しているから疲れるだけだ、といった理由があり、それが私の決断に強力に影響していました。「行きたい気持ち」と「行きたくない気持」を数量化して円グラフにしたら、どちらも同じぐらいだったかもしれません。そして、「行きたくない」気持ちがあるのに、時間をお金をかけてしまって良いものだろうか、という気持ちもありました。
 でも、思い切って行ってみると、行ったら行ったでそれなりに新しい発見があったり、行く前には予想していなかったような事を得られるもので、今回の旅行もまさにその通りでした。
 考えてみたら何処かへ行きたいという気持ちや何かをやりたいという気持ちが、一点の曇りも無く100%になることなんてまずありません。子供の頃ならともかく、大人になれば、何をするにつけても「ポジティブな面」もあれば「ネガティブな面」も必ずあるものです。
 汗っかきで暑いのが大の苦手な私ですが、また来年のお盆休み前にも迷うかもしれませんが、よほど何か理由が無ければ、出来るだけ出掛けるようにしたいものだと、今のところは考えています。