金曜夜のテレビドラマ

 テレビドラマをよく観る方ではありません。平日は早朝に家を出て、夜遅く帰ってくるので、テレビの前にいる時間が物理的に少ないので、NHKの夜のニュースを横目で見るぐらいのことしかできません。
 ただ最近、少しだけのつもりで何気なく観ていたら、ついつい観るようになってしまったのが金曜日の夜10時からNHKで放送されている『透明なゆりかご』。主人公は、産婦人科でアルバイトの看護助手として働く17歳のアオイで、職場でのドタバタや、出産にまつわる色々な感情、様々な境遇にある人たち、などが実に丁寧に描かれています。
 ドラマとして、こういう状況設定というのは、言ってみればベタで、「お涙ちょうだい」的な安っぽいストーリーなんだろうな、という先入観を持っていたのですが、これがなかなか深い心情まで描写されていて、安易な展開には決して持っていかないし、むしろこういう状況設定でしか描けないことを見事に描き切っているところに「このドラマはタダモノではないな」と感じさせられるパワーがあります。
 ドラマとしてのクオリティが高い要因としては、脚本が素晴らしいことは言うまでもなくありませんが、主人公のアオイの、看護助手見習いとしての演技が優れていることもあります。このアオイの存在によって人間の心の奥の方にあるものが掘り起こされてくるように思えます。

 今回は「赤ちゃん手帳」がキーワードになっていましたが、これがなかなかジーンとくる話で、思わず涙がこぼれてしまいました ^^;) あと何話あるのか分かりませんが、絶対に観ようと思っています。

 ちなみに、原作となっているコミック(漫画)があるようで、アマゾンでチェックしたみたら、絵の感じがドラマのイメージとはかなり違うみたいで、これを読むことによってドラマで得た感動が消されてしまうかもしれない気がしないでもありませんが、いつか読んでみたいです。