8年が過ぎて

 震災から8年が経ちました。地震が発生した時刻に黙祷しようと思っていたのですが、仕事中ということもあり、その時刻には出来ませんでした。しかし、別にその時刻にこだわることもないわけなので、仕事が少し落ち着いた頃合いを見計らって、席について目を閉じて、1分よりも短い時間ではありましたが、静かに黙祷を捧げました。

 震災から3〜5年ぐらい経った頃、この震災のことを人々が徐々に忘れてしまうことを心配している、という現地の声がありました。しかし、他にどんなことがあろうとも、テレビや新聞をはじめとしたメディアが必ず特集を組んで取り上げてきたので、記憶が風化する事態は免れています。ただ、先日のNHKスペシャルでやっていたように、被災者を支援する制度が必ずしも現状に即したものではないために、支援の網からこぼれ落ちた人々の生活が困窮しているようです。こういう事態を知るたびに、8年もの間、国は一体何をやっていたんだろう、オリンピックに莫大な金を使っている場合じゃないのに、と憤りを感じてしまいます。