風邪の症状が辛かったので、内科クリニックへ行きました。三種類ほど薬を処方され、服用すると症状が和らいだのは良かったのですが、よくみると薬のうちのひとつは抗生物質でした。抗生物質は細胞壁の生成を阻害することにより細菌を殺すのですが、ウイルスには細胞壁が無いので殺すことは出来ません。風邪はウイルス性の感染症なので、抗生物質を服用しても風邪のウイルスを殺すことは出来ません。この点に関しては医師の間でも意見が分かれるところで、風邪の時に抗生物質を処方する医師とそうでない医師がいます。処方する派の医師は、風邪ウイルスを殺すのではなく、それによって引き起こされる細菌性の感染症を予防するためだと言います。一方、処方しない派の医師は、大した効果が期待出来ないのに抗生物質を服用すると、抗生物質に耐性がある細菌が出来てしまう恐れがあるからだと言います。私としては何となく後者の方が説得力がありそうな気がするので、出来れば服用したくありません。しかし、一旦飲み始めた抗生物質は医師が定めた期間は最後までちゃんと飲まないといけない(そうしないと耐性菌が生まれる恐れがある)ので、私は服用し続けることにしました。但し、抗生物質を飲むと、腸内細菌にも影響があるので、市販薬のビフィズス菌製剤も合わせて服用することにします。