アイラモルト

 昨日は夕方に予約を入れてあった歯科クリニックへ行って定期検査と歯科衛生士によるお掃除をしてもらいました。土曜日は午後休診のところが多い中、このクリニックは午後もやっているし、毎日ではないけれど平日の夜遅い時間帯もやっているので利用し易いです。このエリアにはちょっと歩いて行ける範囲内に歯科クリニックが幾つも有り、顧客(患者)獲得競争が激しいので診療時間の選択肢を多くして他院より少しでも利用し易くせざるを得ないのでしょうな。

 

 歯科クリニックから出ると既に陽は西の空の下の方へ沈みかけており、少し肌寒くなっていました。こういう気候の時に飲みたくなるのがウイスキー。そこで私は兼ねてから下調べをしてあったデパートの地下食料品売場の酒類コーナーへ行き、ボウモア18年を買い求めました。ボウモアというのはスコットランドアイラ島で最古の蒸溜所で、ラフロイグなどと同様にピートの香りが特徴的です。ボウモアの12年は買ったことがありますが、18年を買うのは初めて。バーでは以前一度だけストレートで飲んだことがあり、その時のバーテンダーボウモアの18年は数あるスコッチウイスキーの中でも完成度が高いもののうちのひとつだと言っていました。そしてそのボウモアが今私の手の中にあると思うとワクワクした嬉しさを感じずにはいられません。帰宅して早速開封し、グラスに注ぎますと「トクトクトクッ」と心地良い音が響きました。ストレートでひとくち飲むと円やかで優しい味が口の中に広がりました。チョコレートに似た香りが少しあり、柔らかな甘みもあります。なるほど、このウイスキーの完成度は最高級だということがよく分かります。ただ、アイラモルトの特徴であるピートの香りが随分と弱いので、ピートが苦手だという人にはオススメですが、ピートのスモーキーさが好きな私としてはボウモア12年と比べるとちょっと物足りなさも感じます。しかし総合的に見ればほぼ完璧に近いウイスキーだと言えましょう。秋の夜長にこのスコッチウイスキーをちびりちびりとやりながら、ゾクゾクするほど面白い小説を読む「読書の秋」もイイかもしれません (^^)

f:id:tsuiteru2772:20200927184133j:plain