『スーパーリッチ』

 先日、書店内をブラブラしている際、平積みにされていた『スーパーリッチ』という新書が目につき、面白そうだったので買って読んでみました。スーパーリッチというとシャンプーの名前みたいですが、「超金持ち」、「超富裕層」という意味で、厳密な定義があるのかどうかは分かりませんが、この本では10億ドル(=約1,030億円)以上の資産を保有している人をそう呼んでいました。私の個人的な見解としては、合法的な経済活動である限りにおいては、大儲けできたのはその人の才能であるので、反感を抱いたことがありませんでした。しかし、そうした超金持ちが政治に圧力をかけるようになり、自分達に都合の良い制度を作ることによって益々金持ちになっていくというのは、やはりおかしいだろうと、この本を読んで強く感じました。日本においても貧富の差について様々なメディアで論じられていますが、欧米の極端な貧富の差に比べたらまだマシな気がします。