スーパーで売っている豆をまいても何の意味も無いらしい

 古来日本では桃には邪気を祓う霊力があると考えられていたそうで、古事記の中にはイザナギが黄泉の国から逃げ帰る際に追いかけてくる悪霊の集団に桃の実を投げつけて追い払ったというエピソードがあったりします。一方「節分」というのは季節の変わり目であり、そういうところには邪気が入り込みやすいため、鬼に象徴される邪気を祓うために行うのが豆まきであると。本来であれば霊力のある桃を投げるべきなのですが、桃がグチャッと潰れて家の中が汚れますし、そもそも季節的に桃は入手困難です。そこで神主さんが節分の日の朝に祝詞をあげて桃の霊力を天から降ろして豆の中へ入れ、それをありがたく頂いてきて豆まきをすると桃を投げたのと同じ効果があると考えられています。従って、スーパーやコンビニで売られている豆やアマゾンで豆を買ってまいても何の意味も無い、むしろ部屋が汚れるだけだし、資源のムダづかいにしかならない、と随分前に竹田恒泰さんがネットテレビでおっしゃってました。そう言えば、我が家には節分になると祖父の代からお付き合いのある神社から豆が届けられていましたが、あれは祝詞によって処理済みの豆だったんだと今になって分かりました。あれで豆まきをしなくてはいけなかったんだぁ。私はボリボリと食べちゃってました ^^;)


【虎ディショナル談話】節分 正しい豆のまき方