暫く前に会社帰りにバーへ寄った話を書きました。そこは隠れ家的バーというのが私の個人的な位置づけだったのですが、時代の流れに乗ってか、そのお店のマスターがユーチューブでチャンネルを開設して動画を配信するようになってしまったので「隠れ家」感が一気に激減してしまったのでした ^^;) しかし、まだ動画の再生回数も少なく、チャンネル登録者数も伸びていないようなので、今はまだかろうじて「隠れ家」感が少しだけ残っています。このマスターの動画は、ウイスキーには一切触れずにカクテルだけにスポットを当てています。そのカクテルが誕生したエピソードなどの歴史的なことをまず説明して、それから作る様子を実演してくれるので、とても興味深くて勉強になりますが、マスターいわく、そういった時間を掛けて熱を込めて作った動画よりも例えば「人気カクテルベスト１０」みたいな軽い内容の動画の方が再生回数が多い傾向があることを嘆いておりました。各動画の再生回数をざっと見てみると1,000回に満たないものが多いようで、そこから推察するにチャンネル登録者数は100人前後かもしれません。ユーチューブはチャンネル登録者数や再生回数によって広告収入が異なり、登録者が1,000人で数千円、5,000人で数万円、10,000人になると10〜20万円と言われていますので、このお店のマスターのチャンネルはまだお小遣いにもならない程度の広告収入しか得ていないと思われます。登録者数がある一定数を超えると、オススメに上がりやすくなったりするので、急激に再生回数が増えるらしく、反対に登録者数が少ないうちはなかなか再生回数が増えていかないようです。ただ、ユーチューブの収入だけで生活しているわけではなく、本業はバーテンダーであって、ユーチューブはあくまでお店の宣伝ですので、これからも細々と続けていったらそれで十分なような気がします。
