膝の痛みがあったため、この半年間は全く走りませんでした。3か月が過ぎた頃までは、例えば歩行者用の信号が変わりそうだから小走りになった時でさえ痛みを感じるほどでした。それが半年を過ぎた頃から小走りでも痛みを覚えなくなりましたし、立ったり座ったりという動作も楽に行えるようになりました。そこで、日曜の朝に走ってみることにしました。目的はあくまで「どれだけ回復しているかの確認」であり、決して無理はしないことにし、ゆっくりと1キロ、全く痛みを感じなければ2キロぐらいにしておこう、と決めていました。たっぷりと時間をかけて膝関節周りを入念にほぐしたりストレッチしたりしてから走り出しました。ペースはかなり遅く、いつもよりも1キロあたり1分以上遅いスピードで、ストライドが広くならないように、膝に大きな衝撃がかからないように着地の仕方に注意して一歩一歩確かめるように進みました。もしかしたらすぐに膝が痛くなるかも、と覚悟していたのですが、思った以上に回復しているようで、痛みを感じること無く1キロ、2キロと走り続け、結局3キロほど走りました。まだまだ行けそうでしたが、あまり調子にのって長い距離を走るとまた痛めることになるので、そこは冷静になって判断しました。この半年間は、若い人が思いっきり走っている姿を見て「ああ、若いってのはいいなぁ・・・」と羨ましく思ったり、もしかしたら自分はもう走れないのではないかと絶望してしまうこともありましたが、何とかまた走れることが分かって安堵するとともに、走れることに感謝する気持ちが湧いてきました。この気持ちを忘れることなく、膝だけでなく身体の他の部分も大切にしながら、これからも末永くランニングを続けていきたいです。